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十禅律院/4棟
じゅうぜんりついん
本堂(ほんどう)(1棟)庫裡(くり)(1棟)護摩堂(ごまどう)(1棟)塗上門(ぬりあげもん)(1棟)
エリア | 那賀エリア |
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所在地 | 紀の川市粉河 |
所有者 | 十禅院 |
国・県指定別 | 県指定 |
文化財の種別 | 建造物 |
指定年月日 | 平成15年3月18日指定 |
時代 | 江戸時代 |
十禅律院は、粉河寺の北東隣接地にあり、寺院を構成する本堂以下の建物がそのまま保存されている。建物はいずれも上質で、紀州藩の援助を得て建てられたことが棟札(むなふだ)などの資料から判明している。特に庫裡(くり)は大型で、天保年間の建立と考えられ、格式ある御成(おなり)玄関や書院座敷を備えた類例の少ない遺構である。また、紙貼りの天井の形式も特徴的である。本堂は文政(ぶんせい)12年(1829)、護摩堂は同元年(1818)、塗上門(ぬりあげもん)は同8年(1825)の建立である。