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石造宝篋印塔/1基
せきぞうほうきょういんとう
この宝篋印塔は本坊のある境内地と道路を隔てた東側の墓地内にある。塔は全体が砂岩(さがん)で造られ、総高2.4メートル余りで、相輪(そうりん)・笠石(かさいし)・軸部・台座ともほぼ完存している。台座の正面には勧進(かんじん)者が、裏面には観応(かんのう)2年(1351)の造立銘(ぞうりゅうめい)が刻まれている。
この塔は笠石の一部を欠損するだけで、相輪にいたるまでよく残る。大型の塔婆(とうば)で、その形態もよく整っている上に、造立年代が明らかな室町時代初期の作例である。
この塔は笠石の一部を欠損するだけで、相輪にいたるまでよく残る。大型の塔婆(とうば)で、その形態もよく整っている上に、造立年代が明らかな室町時代初期の作例である。