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磨崖名号碑(伝一遍上人名号石) 
まがいみょうごうひ
湯ノ峯東光寺の北方、県道に面した左側の山手に、巨大な岩盤の平滑面を使って梵字(ぼんじ)・名号(みょうごう)を大書した碑石がある。これが磨崖名号碑として知られる史跡で、高さは2.8メートル、巾2.4メートルの規模である。月輪(がちりん)中に阿弥陀三尊(あみださんぞん)の梵字、その下に蓮台(れんだい)にのる六字名号が薬研彫(やげんぼり)されている。一遍上人(いっぺんしょうにん)の瓜書(つめがき)の遺跡とされているが、断定することはできないものの梵字の書体からみて鎌倉時代のものと考えられる。