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阿弥陀寺大師堂/1棟
あみだじだいしどう
本寺は那智の妙法山(みょうほうざん)の中腹に位置する。ここは奈良時代から法華経修行の僧の道場であった。弘仁(こうにん)6年(815)には空海が修行し、阿弥陀寺を開基したとされている。
大師堂は宝形造(ほうぎょうづくり)、銅板葺の小規模な三間堂で、堂前面に入母屋造(いりもやづくり)の礼堂(らいどう)を接続する。屋根の宝珠(ほうじゅ)銘から永正6年(1509)に建立され、紀ノ川筋の大工が紀南まで来ていることがわかる。
紀南地方では数少ない中世建築の一つで、建築年代・大工が確認できる貴重な遺構である。
大師堂は宝形造(ほうぎょうづくり)、銅板葺の小規模な三間堂で、堂前面に入母屋造(いりもやづくり)の礼堂(らいどう)を接続する。屋根の宝珠(ほうじゅ)銘から永正6年(1509)に建立され、紀ノ川筋の大工が紀南まで来ていることがわかる。
紀南地方では数少ない中世建築の一つで、建築年代・大工が確認できる貴重な遺構である。