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桜池院庭園
ようちいんていえん
桜池院庭園は、昭和27年に重森三玲の設計によって作庭された石、白砂、僅かな苔の三要素からなる枯山水庭園であり、龍安寺と同様の15石の庭である。寺院の玄関に作庭しているため厳粛な雰囲気を損なわないよう苔を少なくし雰囲気を柔らかな感じにさせている。門から入り本堂と玄関に向かって視点が動くことを想定した配石である。高野山の庭には自然界の区切りが無いため、庭園の造形物が自然界に飲み込まれないようにするために、背後の石楠花との距離を多くとっている。
重森三玲は枯山水の庭園様式を確立するにあたり龍安寺の庭を研究した。龍安寺との主な類似点は横三尊の石組、塀際の蓬莱山、一直線に並んだ三群の石組などがあり、当庭園は重森三玲の龍安寺解釈の重要な庭であり、枯山水庭園の雛型と言える庭園である。
重森三玲は枯山水の庭園様式を確立するにあたり龍安寺の庭を研究した。龍安寺との主な類似点は横三尊の石組、塀際の蓬莱山、一直線に並んだ三群の石組などがあり、当庭園は重森三玲の龍安寺解釈の重要な庭であり、枯山水庭園の雛型と言える庭園である。