平成23年度文化遺産を活かした観光振興・地域活性化事業ご利用方法サイトマップ

わかやま文化財ガイド
現在表示しているページ
ホームわかやまの文化財検索結果
ここから本文です

わかやまの文化財検索>検索結果

鹿ケ瀬峠

ししがせとうげ

拡大写真

写真1写真2写真3写真4

エリア 有田エリア
所在地 有田郡広川町河瀬
所有者 広川町 日高町
国・県指定別 県指定
文化財の種別 史跡
指定年月日 平成23年3月15日指定、平成28年3月15日一部指定解除
時代
 熊野参詣道「紀路(きじ)」は、10世紀前半から始まった熊野三山への参詣に利用された紀伊半島西岸を通る道である。この道は熊野の入口である藤白王子(ふじしろおうじ)(海南市)から熊野三山に至る道であるが、田辺市で、紀伊半島を横断して山中を通る「中辺路(なかへち)」と海岸沿いを通る「大辺路(おおへち)」に分かれている。現在、田辺市以北の紀路を「紀伊路」と呼称する。
 鹿ケ峠は『紀伊続風土記(きいしょくふどき)』に「河ノ瀬村から登り約二一町、原谷奧から十四町ばかり、字小峠をもって有田、日高の境をなす」とあり、文献にも多数記載される険わしい峠である。
 峠の頂上部は、標高約350mの大峠と呼ばれている東西40m・南北30mほどの平坦地で、昭和の初期まで茶屋が営なまれていた。大峠から約400m下った所に小峠と呼ばれている山塊の鞍部(あんぶ)があり、そこが郡界で、上側が広川町、下側が日高町である。小峠の少し上手に30㎝ほどの馬頭観音像(ばとうかんのんぞう)が置かれている。横の平坦地には、かつて茶屋が存在した。道路脇に高さ約50㎝の地蔵菩薩を陽刻(ようこく)した道標があり、「右かみくさの滝へ十五丁、たから村金屋某」の銘がある。
 小峠から下に、約500mにわたる長大な石畳道が続いている。石材は道の周囲の岩盤から採取された砂岩で、長さ約30㎝前後のやや小型の石材を敷いている。石の継ぎ目が直線状になった箇所が数10m単位で見られ、構築単位が解る。道は山の斜面を縫うように造られている。
 なお、平成27年10月7日、広川町の大峠〜小峠間の旧状が良好に残る範囲が国史跡「熊野参詣道」に追加指定された。

所在地