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滝の拝
たきのはい
古座川支流(こざがわしりゅう)の小川では、約200mにわたり第三紀中期中新世の下里累層の砂岩質互層からなる河床(かわどこ)が、河水及び砂礫(されき)によって円形ないし舟底型、溝型、壺型に侵食(しんしょく)された無数の甌穴(おうけつ)が形成されている。中央部には滝が後退して出来た水路状の瀞(どろ)があり、その奥には落差約8mの滝が存在する。『続風土記』では「波伊(はい)の滝」といわれ、その奇勝を神として崇拝した自然信仰「タキオガミ」が名前の由来といわれている。999個の穴を掘った滝ノ拝太郎の伝説も伝えられている。