公開日 3月17日
開催日 3月21日〜5月10日
     
(県立紀伊風土記の丘)令和元年度春期企画展の開催について
連絡先 教育委員会  教育庁文化遺産課
担当者 県立紀伊風土記の丘 金澤
電話 073-471-6123
FAX --
E-mail
下記のとおり令和元年度春期企画展を開催しますのでお知らせします。



1.名称 令和元年度春期企画展「埴輪と須恵器−きのくにの窯跡から見える古墳時代−」

2.期間 令和2年3月21日(土)〜5月10日(日)

3.内容  
埴輪と須恵器は、古墳時代を代表する焼きものです。須恵器は、古墳時代中ごろの西暦400年ごろ、朝鮮半島から日本列島へ作り方が伝わった硬くて丈夫な青灰色のうつわのことです。須恵器を焼くためには、1000℃を超える高温で焼成が可能な「窯」という施設が必要で、この窯も須恵器の作り方とともに日本列島にやってきました。一方、埴輪は、古墳時代のはじまりから古墳にたてならべられた祭祀儀礼専用の焼き物です。須恵器がつくられるようになると、その作り方や窯焼成が埴輪づくりにも取り入れられていきました。
紀伊地域にも、古くから須恵器や埴輪の窯があることが部分的な調査によって知られていました。また、近年、新しく発見された平井遺跡埴輪窯跡(和歌山市)で、県内で初めて本格的な発掘調査が行われました。この結果、この窯から大谷古墳(和歌山市)などに埴輪が供給されていたことがわかってきています。
本展では、平井遺跡埴輪窯跡出土品を含め紀伊における古墳時代の窯出土品などを紹介し、つくられた製品やその製作技法、供給された古墳などから、この地域の社会変化やその特色について、ひも解いていきたいと思います。

4.関連講座等
展示講座
春期企画展展示講座 令和2年4月5日(日)13:30〜15:30 
(申込受付:令和2年3月20日(金)13:00〜)

5.入館料
一般190円/大学生90円
※高校生以下、65歳以上、障害者、県内在学中の外国人留学生は無料(要証明書)

なお、写真データをご希望の方は、
kofun@kiifudoki.wakayama-c.ed.jp あてご連絡ください。