公開日 3月31日
農林水産業競争力アップ技術開発事業令和2年度新規研究テーマを決定しました
連絡先 農林水産部 農林水産政策局 農林水産振興課
担当者 西森・高橋
電話 073-441-2995 (内線2995)
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令和2年度新規研究テーマについて、農林水産業生産者団体をはじめ、広く県民の皆様から募集したところ、224件の提案があり、学識経験者等の評価をいただいたうえ、令和2年度から取組む研究テーマ16件を決定しました。

新規研究テーマ予算 29,398千円

農林水産業競争力アップ技術開発事業は、生産者の所得向上や地域の活性化につながる新品種・新技術の開発を加速化するため、平成24年度から実施しています。

【実施試験場名/研究テーマ】

農業試験場(Tel:0736-64-2300)/
・イチゴ「まりひめ」高設栽培における栽培期間を通した高品質安定生産技術開発
 「まりひめ」の高設栽培において、栽培期間を通して安定した良食味を維持するための生産技術を開発する。

・イチゴ新品種「紀の香」の優良苗生産技術の開発
 増殖率が低いことなどから苗生産に課題がある県育成品種「紀の香」を普及させるため、優良苗を安定して生産する技術を開発する。

・採種エンドウの害虫エンドウゾウムシの防除対策
 本県育成エンドウ品種の種子の安定供給のため、近年採種ほ場で多発しているエンドウゾウムシの防除対策を確立する。

・エンドウさび病の発生生態の解明と防除対策の確立
 ハウス栽培で多く発生し、被害の大きいエンドウさび病の防除対策技術を確立する。

暖地園芸センター(Tel:0738-23-4005)/
・実エンドウ新品種「みなべ短節間1号」の初期収量、品質向上栽培技術の確立
 草丈が低く管理作業が楽な新品種「みなべ短節間1号」の普及促進のため、収量、秀品率、莢の大きさを向上させる栽培技術を確立する。

・気象変動に対応可能なトルコギキョウの高品質切り花生産、開花促進技術の開発
 高品質生産のための環境制御技術と二度切り栽培に適した施肥管理技術を開発する。

果樹試験場(Tel:0737-52-4320)/
・集中豪雨に対応した温州みかん主要病害の防除対策の確立
 集中豪雨が頻発する条件下でも効果的な温州みかんの黒点病とかいよう病の防除対策を確立する。

・侵入害虫「ビワキジラミ」の緊急防除対策
 本県ビワ産地におけるビワキジラミの発生地域・発生生態を解明し、薬剤による防除体系を確立する。

かき・もも研究所(Tel;0736-73-2274)/
・カキの輸出および簡易貯蔵を可能とする鮮度保持技術の開発
 海上輸送による輸出および出荷期間延長のための鮮度保持技術を確立する。

うめ研究所(Tel:0739-74-3780)/
・海外向けウメ果実の流通技術の開発
 ウメの輸出促進のため、輸送技術の確立と輸出に適した品種の選定を行う。

畜産試験場(Tel:0739-55-2430)/
・画像解析による紀州和華牛の肉質特性の究明
 組織学的検査により紀州和華牛の肉質特性を解明するとともに、その品質を高める技術を確立する。

養鶏研究所(Tel:0738-54-0144)/
・「龍神地鶏」の育種改良 〜高性能県産地鶏普及を目指して〜
 性能の高い本県商用地鶏を開発するため、交雑親に用いる龍神地鶏の育種改良をすすめる。

林業試験場(Tel:0739-47-2468)/
・県産スギ大径材に適した心去り平角材等の生産技術の確立及び強度特性の解明
 今後供給増が予想されるスギ大径材の特性を活かすため、歩留まりのよい製材方法である心去り製材品の生産技術の確立及び強度特性の解明を行う。

・イタドリの長期安定栽培技術の確立および一次加工品と根茎利用技術の開発
 イタドリの長期安定栽培技術を開発するとともに、保存・流通に適した茎の一次加工品開発等を行う。

水産試験場(Tel:0735-62-0940)/
・マルアジの脂質含量と鮮度の研究〜特選出荷に向けて〜
 マルアジの脂質含量の多い時期や魚体サイズを明らかにするとともに、鮮度保持技術を確立する。

・低塩分海水を用いたモクズガニ種苗生産技術の開発
 低塩分海水および淡水を用いたモクズガニの種苗生産技術を確立する。

>>関連ホームページ
農林水産業競争力アップ技術開発事業  https://www.pref.wakayama.lg.jp/prefg/070100/070109/002.html