公開日 7月10日
夏休み企画展「生誕200年記念 稲むらの火 濱口梧陵」の開催について
連絡先 教育委員会  教育庁文化遺産課
担当者 県立博物館 学芸課 主任学芸員 前田正明
電話 073-436-8684
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「稲むらの火」で有名な濱口梧陵の生涯をたどります。
夏休み企画展「生誕200年記念 稲むらの火 濱口梧陵」の開催について

濱口梧陵(1820〜85)は、広村(広川町)にある濱口家の分家に生まれました。12歳の時に本家の養子になり、銚子(千葉県銚子市)で家業である醤油醸造業を継ぎました。安政元年(1854)11月5日に安政大地震津波が起こったとき、故郷の広村に帰っていた梧陵(7代儀兵衛)は、被災した村民救助にあたり、道端の稲むらに火を放ち、暗闇に戸惑う村民を避難に導いたといわれています。梧陵は4年かけて、津波を防ぐ堤防(国史跡 広村堤防)も築いています。
生誕200年を記念して行うこの企画展では、「稲むらの火」で有名な梧陵の事績を紹介します。同時に、梧陵に大きな影響を与えた祖父・灌圃(1778〜1837)や菊池海荘(1799〜1881)ゆかりの資料も展示します。併せて、県立博物館を中心におこなっている、地域に眠る「災害の記憶」と文化遺産を発掘・共有・継承する事業の成果も紹介します。

【会  期】  令和2年7月18日(土)〜8月23日(日)
【開館時間】  午前9時30分〜午後5時(入館は午後4時30分まで)
【入館料】  一般280円(230円)、大学生170円(140円)( )内は20人以上の団体料金
        高校生以下、高齢者(65歳以上)、障害者、県内に在学中の外国人留学生は無料
【休館日】  月曜日(ただし、8月10日は開館し、翌11日は休館)
       新型コロナウィルスの流行状況により、変更される場合があります。

 展示資料総数 55件77点  うち和歌山県指定文化財 1件1点
                              広川町指定有形文化財 1件1点

*感染防止のため、ミュージアム・トークなどのイベントは中止します。
*近代美術館、県立図書館・文書館、稲むらの火の館でも、濱口梧陵生誕200年を記念した展覧会などを開催しています(詳細はチラシをご覧下さい)
*今年3月に刊行した『「災害の記憶」を未来に伝える』(右写真)を、来館していただいた方で、希望される方に無料配布します(先着3000人)。
*見学の際、使っていただけるワークシートを用意しています。ワークシートは、当館ホームページからダウンロードすることができます。