公開日 11月30日
「美術館を展示する 和歌山県立近代美術館のサステイナビリティ」開催のお知らせ
連絡先 教育委員会  教育庁文化遺産課
担当者 県立近代美術館 学芸担当:奥村一郎、青木加苗、宮本久宣 広報担当:和佐
電話 073-436-8690
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「美術館を展示する 和歌山県立近代美術館のサステイナビリティ」開催のお知らせ

 美術館や博物館は、長く時間を積み重ねることを前提としています。「コレクションの50 年」展で紹介する「収集」活動に加え、作品をより良い状態で次の世代に引き継ぐ「保存」のほか、それらを支える「調査研究」は、活動が蓄積されることによって意味を成します。
「展示」や「展覧会」は、より多くの人に美術や美術作品の価値を伝え、また社会に多様な視点や議論を生み出す場としての役割を担っていますが、それはつまり講演会やワークショップなどの特別な機会でなくとも、展覧会自体が「教育普及」的側面を持っているということです。こうした場が常に地域にあることが、誰しもに開かれた学びの場を保証することにつながっています。
 ではどのようにして美術館はその活動を続けていけるのでしょうか。もちろん運営という面では財政的課題がありますが、コロナ禍によって極端な集客を目指せなくなったいま、都会や地方の隔てなく、多くの美術館が活動のあり方を探っています。当館もまた例外ではありません。しかしすでに50 年という活動を続けてきたなかにはヒントがあるはずです。地域社会とのつながりに目を向けながら美術館活動を継続すること、そして当館がこの地にこれからも根を張っていくことを「サステイナビリティ(持続可能性)」と捉え、これまでの活動とこれからの課題を検討します。

<開催概要>
【会場】和歌山県立近代美術館 2 階展示室
【会期】2020 年12 月1日(火)〜 12 月20 日(日)
【開館時間】9 時30 分〜17 時(入場は16 時30 分まで)
【休館日】月曜日
【観覧料】一般350(270)円、大学生240(180)円( )内は20名以上の団体料金
*高校生以下、65 歳以上、障害者の方、県内に在学中の外国人留学生は無料
「和歌山県立近代美術館 コレクションの50 年」のチケットにより観覧可能(当日のみ)

詳細は、添付資料をご覧ください。