公開日 7月2日
県立紀伊風土記の丘 令和3年度夏期企画展の開催について
連絡先 教育委員会  教育庁文化遺産課
担当者 県立紀伊風土記の丘 学芸課 金澤
電話 073-471-6123
FAX --
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県立紀伊風土記の丘 
令和3年度夏期企画展の開催について

 下記のとおり令和3年度夏期企画展を開催しますのでお知らせします。



1.名称  令和3年度夏期企画展「古代紀伊の神まつり」

2.期間  令和3年7月17日(土)〜8月29日(日)

3.内容  
 古代の日本では、身のまわりの火や木、石などさまざまなものに神々や精霊が宿っていると信じられていました。こうした神々らは、穀物の豊かな実りや子孫繁栄など人々に恵みをもたらす一方で、取り扱いを誤ると荒ぶる神として自然災害や疫病などの災いをもたらすと考えられていました。そのため、人々は恵みを求めて、または、災いを避け、鎮めるため、さまざまな祭祀具を用いて神々らに対し“まつり”を行ってきたと考えられています。
 まつりに使用される祭祀具は、例えば稲作が大陸よりもたらされた弥生時代には、新たに銅鐸など青銅器でのまつりが始まり、飛鳥時代以降には律令制とともに中国大陸から人形木製祭祀具を用いた“まつり”をとり入れるなど、時代とともに変化していきます。また、まつる対象や祭祀執行者が個人、あるいはムラ、国家かによっても祭祀具が異なっていたと考えられます。
 一方で、現在にも人々が神社に参り神々と縁をつなぐように、また、供物やお守りなどで自身や家族の健康や安全などを祈願し、またはそのお礼として奉納するように、古来より今に息づく祈りもあるのです。
 本展では、県内の資料を対象に縄文時代から平安時代における集落や水辺、磐座などさまざまな場所で行われた神まつりの祭祀具について紹介し、そこに込められた人々の祈りや思いなどについて考えてみたいと思います。

4.関連講座等
   展示講座
   夏期企画展展示講座 令和3年8月29日(日)13:30〜15:30 
  (申込受付:令和3年8月12日(木)13:00〜)

5.入館料  一般190円/大学生90円
※高校生以下、65歳以上、障害者、県内在学中の外国人留学生は無料
 (要証明書)

詳細は、添付資料をご確認ください。