公開日 11月4日
「和歌山県アルコール健康障害対策推進計画」を策定しました
連絡先 福祉保健部 福祉保健政策局 障害福祉課
担当者 船本
電話 073-441-2641
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< 背 景 >
 アルコールは生活に豊かさと潤いを与え、お酒に関する伝統と文化は生活に深く浸透しています。
 しかし、一方で不適切な飲酒はアルコール健康障害の原因となり、アルコール性の肝疾患などの病気をもたらします。特にアルコール依存症は病識のない方が多く、飲酒に対し自身をコントロールできなくなる病気のため、様々な問題が生じます。
 さらには、飲酒運転や自殺等にもつながるなど、日常生活や社会生活に深刻な問題を生じさせることに加え、本人のみならず家族等に対しても深刻な影響を招く場合があることから、重大な社会問題となっており、社会全体で不適切な飲酒の改善に取り組むことが求められています。
 このような背景のもと、平成26年にアルコール健康障害対策の基本理念を定めた基本法が施行され、国が講じるアルコール健康障害対策の基本的な計画として策定された「アルコール健康障害対策推進基本計画」に基づき、様々な対策が取り組まれてきています。

< 和歌山県版の計画策定 >
 本県においても、基本法の基本理念や基本計画に基づき、アルコール健康障害対策を総合的かつ計画的に推進していくため、本県の実情に即した和歌山県版の「和歌山県アルコール健康障害対策推進計画」を、令和3年10月に策定しました。
 この推進計画に基づき、総合的なアルコール健康障害対策を実施し、県民の方々の健全な生活の確保を図るとともに、誰もが安心して暮らすことのできる社会の実現を目指し、様々な取組を行っていきます。
 なお、本推進計画の概要は別添のとおりであり、概要及び本文については、県障害福祉課ホームページ(下記)において公開しています。

< 主な取組・目標 >
【発生予防:正しい知識の普及、お酒と適切に付き合い不適切な飲酒を防止する社会づくり】
 ○ 飲酒に伴うリスクやアルコール依存症について、関係機関・業界と連携し普及啓発
 ○ 特に配慮を要する者(20歳未満の者、妊産婦、若い世代)に対する教育・啓発
【進行・再発予防:予防及び相談から治療、回復支援に至る切れ目のない支援体制を整備】
 ○ 依存症相談拠点である精神保健福祉センターを中心とし、県立保健所を地域における相談先として明確化・周知し、地域連携を推進
 ○ 依存症専門医療機関を、和歌山地域・紀北地域・紀中地域・紀南地域に選定
>>関連ホームページ
  https://www.pref.wakayama.lg.jp/prefg/040400/alcoholplan.html