公開日 1月13日
(紀伊風土記の丘)令和3年度冬期企画展 開催のお知らせ
連絡先 教育委員会  教育庁文化遺産課
担当者 県立紀伊風土記の丘 学芸課 田中
電話 073-471-6123
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令和3年度冬期企画展 開催のお知らせ

 下記のとおり令和3年度冬期企画展を開催しますのでお知らせします。

【名 称】紀北の古墳群/紀中・紀南の単独墳〜箱式石棺からみた紀伊の古墳〜
【会 期】令和4年1月15日(土)〜令和4年2月27日(日)
【会 場】和歌山県立紀伊風土記の丘 資料館企画展示室

【内 容】
 古墳という墓が多く作られた古墳時代、当時は現在よりも墓へのこだわりが認められました。墓の形や石室の作り方、葬られた人を納める棺の種類、武器や道具、装身具といった物を供える副葬について、厳格な決まりごとや多くの地域差があったのです。
 その中で紀伊では、“箱式石棺”と呼ばれる板石を組み合わせ箱形に作った棺が古墳時代を通じて使われました。現在、県内では約130基の箱式石棺が確認されています。箱式石棺は棺を地面に直接埋めたものであるため、横穴式石室のように盗掘されることなく、葬られた当時の姿で発見されます。このため、葬られた遺骸や中に供えられた物の配置がわかります。また、木を用いる木棺は木材が土の中で腐朽しますが、石棺の石は残ることから棺の構造がよくわかります。
 今回の企画展ではこの箱式石棺に葬られた人々がどのような人物であったのか、岩橋千塚古墳群をはじめとした紀北の古墳群と、紀南・紀中に築かれた単独墳との比較を行いたいと思います。初公開の湯浅天神山古墳の箱式石棺(長さ2.2m)などの実物資料を展示し、箱式石棺から紀伊の古墳時代の特質に迫ります。

【展示構成】
第1章 箱式石棺とは
第2章 紀北の古墳群 箱式石棺に葬られた人々
第3章 紀中・紀南の単独墳 運ばれた石棺材と交流 
第4章 箱式石棺のはじまりとおわり
おわりに 箱式石棺からみた紀伊の古墳

【開館時間・休館日】
開館時間:9:00〜16:30(入館は16:00まで)
休館日:毎週月曜日(月曜日が祝日または休日の場合は次の平日)

【入館料】 
一般190円/大学生90円
※高校生以下、65歳以上、障害者、県内在学中の外国人留学生は無料(要証明書)

詳細は、添付資料をご確認ください。