公開日 1月26日
自然博物館 企画展示「モササウルスの化石調査に参加しよう!!」で発見された化石 展示のお知らせ
連絡先 教育委員会  教育庁文化遺産課
担当者 県立自然博物館 小原
電話 073-483-1777
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企画展示「モササウルスの化石調査に参加しよう!!」で発見された化石 展示のお知らせ

 モササウルスの死骸を食べていたかもしれないツノザメ類の歯の化石など、自然博物館主催行事「モササウルスの化石調査に参加しよう!!」で発見された化石を展示します。
 

1 展示物の名称
   
  ・ツノザメ類の歯の化石    
        
    ・二枚貝の化石等

2 産出地点(行事開催地) 和歌山県有田郡有田川町長谷川(鳥屋城山南麓)
 
3 展示期間   令和4年2月1日(火)〜2月27日(日)

4 展示数    6種11点 (現生サメの顎標本1点を含む)

5 展示場所   第2展示室話題のコーナー

6 その他
 自然博物館主催行事「モササウルスの化石調査に参加しよう!!」は、有田川町の鳥屋城山で発見されたモササウルス類の化石について、その発掘調査の一部を一般の人にも体験してもらうことを目的としたものです。現場での発掘作業そのものは平成23年に、主要な化石のクリーニングは平成28年に終了していますが、これらの作業中に生じた岩片がまだ大量に残っているので、その岩片を割って化石を探す作業を参加者と共同で行いました。これまでに4回開催して、モササウルス類の指骨や歯の化石が発見されるなど、大きな成果を上げています。
 令和3年12月5日に開催された5回目は、残念ながらモササウルス類の骨や歯の化石を発見することができなかったのですが、ツノザメ類を含むサメの歯化石を3点発見することができました。
 サメの歯化石は発掘現場からこれまでにも100点以上発見されていて、サメがモササウルス類の死骸を食べた際に落としたものと推定されています。モササウルス類が死んでから化石化するまでの過程を知るうえで重要な資料と言えるものです。
 サメの歯化石に加え、行事で発見された二枚貝の化石も含めて展示します。