公開日 4月7日
高野山・熊野古道エリアにおける二次交通のインバウンド対応が進んでいます!〜訪日外国人旅行者が公共交通機関を利用して便利に・安心して観光できる環境づくり〜
連絡先 商工労働部 観光局 観光交流課
担当者 板谷・播野
電話 073-441-2785 (内線2786)
FAX 073-427-1523
E-mail e0625001@pref.wakayama.lg.jp
○世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」を訪れる多くの訪日外国人旅行者にとっては、観光の足として、拠点となる鉄道駅などからの二次交通が重要であり、その利便性の向上は極めて重要な課題です。

○しかし、この地域においては、複数のバス事業者による案内情報の整備がバラバラになされ、また、多言語化も未実施であったことにより、訪日外国人旅行者にとって非常に分かりにくい状況でした。

○こうしたことから、平成29年度から令和3年度まで5年間にわたり、和歌山県が主導し、複数の交通事業者を中心に他県や市町とも連携して、インバウンド観光客が多い中辺路と高野山に加え、広域周遊を促す観点から伊勢路と小辺路も含めた二次交通のインバウンド対応に取り組んでまいりました。

○今後もインバウンド対応が進んでいない大辺路の整備など、紀伊半島全域における公共交通機関を利用した移動環境のさらなる向上にむけて取り組んで参ります。

1.主な整備内容(別添参照)
(1)複数社の共通時刻表の整備など、バス停案内図を統一
(2)訪日外国人旅行者向けのバス乗降方法をバス停に掲示
(3)交通拠点の複数のバス停を集約化
(4)広域バス路線図の制作

2.訪日外国人旅行者の主な感想
・バス停や駅におけるバス案内情報が上手く表記されており、分かりやすかった。
・英語による車内音声が鮮明で、とても聞きやすかった。

3.経緯
(1)平成29年度 「熊野外国人観光客交通対策推進協議会」を設立し、中辺路の整備を開始
(2)平成30年度 「白浜外国人観光客交通対策推進協議会」を設立し、白浜の整備を開始
(3)令和 2年度 「紀伊半島外国人観光客受入推進協議会」を設立し、高野山、小辺路及び伊勢路の整備を開始
(4)令和 3年度 中辺路・高野山の整備が概ね完了

4.構成メンバー
(1)「熊野外国人観光客交通対策推進協議会」
【交通事業者】JR西日本、明光バス、熊野御坊南海バス、龍神自動車、奈良交通
【国・自治体等】和歌山運輸支局、和歌山県
(2)「白浜外国人観光客交通対策推進協議会」
【交通事業者】明光バス
【国・自治体等】和歌山運輸支局、和歌山県、南紀白浜観光局
(3)「紀伊半島外国人観光客受入推進協議会」
【交通事業者】JR西日本、南海電鉄、明光バス、熊野御坊南海バス、龍神自動車、奈良交通、南海りんかんバス、三重交通
【国・自治体等】和歌山運輸支局、和歌山県、三重県、田辺市、新宮市、高野町、那智勝浦町、田辺市熊野ツーリズムビューロー、東紀州地域振興公社
>>関連ホームページ
  https://www.pref.wakayama.lg.jp/prefg/062500/kotsu.html