公開日 3月22日
嘔吐・下痢を呈した感染症の集団発生について
連絡先 福祉保健部 健康局 健康推進課
担当者 仲・野田・田村
電話 073-441-2955
FAX --
E-mail
1 施設の住所等
 住 所  橋本市柱本22番地
 施設名  障害者支援施設 リハビリ橋本


2 経過及び症状
  3月19日に、障害者支援施設リハビリ橋本から複数の利用者及び職員が嘔吐・下痢の症状を呈していると橋本保健所に連絡がありました。同保健所が調査を行ったところ、3月16日から3月21日までに利用者27名、職員1名が症状を訴えていることが判明しました。
 県環境衛生研究センターで有症状の利用者の便を検査したところ、5名中3名からノロウイルスが検出されました。同保健所はノロウイルスによる感染症と判断し、当該施設に対して二次感染予防対策について指導しています。
                                                                               
  │月/日    │ 3/16 │ 17 │ 18 │ 19 │ 20 │ 21 │ 合計 │
  │新規発症者数 │  1 │  0 │   7 │ 10 │ 10 │  0 │  28  │


3 感染予防について
 ○トイレ、手すり、ドアノブ、床等の消毒の実施
 ○手洗いの励行、吐物や排泄物の適切な処理、患者等の健康管理等感染予防及び感染拡大防止の徹底を指導

〈参 考〉
 ノロウイルスは、一年を通して発生が見られ、冬から春先にかけて流行する感染症です。このウイルスの感染経路は、ほとんどが経口感染で、感染者の糞便・吐物及びこれらに直接又は間接的に汚染された物品や食品類が、主な感染源となります。
 潜伏期間は24〜48時間で、主症状は吐き気、嘔吐、下痢、腹痛であり、発熱は軽度です。通常、これらの症状が1〜2日続いた後、治癒します。
 感染予防には、石けんを十分に泡立て、ていねいに手指を洗浄します。石けん自体には直接ノロウイルスを失活化する効果はありませんが、ウイルスを手指から剥がれやすくします。ウイルスを不活化するためには、次亜塩素酸ナトリウムによる消毒や加熱(85〜90℃、90秒以上)が有効です。

〈その他〉
 嘔吐、下痢や発熱等を伴う胃腸炎症状がある時は、早めに医療機関を受診してください。

 ★プライバシーの保護については、十分な御配慮をお願いいたします。