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知事室 秘書課
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山本、中松 |
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073-441-2026 (内線2025) |
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御退位についての知事コメント
上皇陛下におかせられましては、これまで常に国の安寧をお祈りになり、国民に寄り添い続けてくださいましたことを、心から感謝申し上げます。
陛下には、若き日に、先の大戦並びに戦後の日本が受けた辛さや悲惨さを御経験になり、御即位以来、憲法に定める日本国並びに日本国民の統合の象徴としていかにあるべきかを模索してこられました。
その一つの発露として、陛下は、上皇后陛下と御一緒に、慰霊のため国内にとどまらず海外にも御訪問になり、先の大戦の激戦地においても恒久平和を願われました。
また、平成の御代は、大規模な自然災害などの予期せぬ困難に直面した時代でもありました。頻発した災害の被災地では、人々の悲しみをわがこととし、被災された人々に寄り添い、励まし続けてこられました。
本県に未曾有の被害をもたらした紀伊半島大水害に際しては、発災してすぐに、亡くなられた方々へのお悔やみと、被災された方々へのお見舞いの気持ちをお伝えくださいました。後日、本県の被害状況を御説明にあがった際にも、陛下が被災者に対してお心を砕いておられる様子が、ひしひしと伝わってまいりました。そして数年後の御来県の際に、被災者との御面談を強く御希望くださり、その際には、予定時間を超えて被災者の皆さんひとりひとりにお言葉をおかけくださいました。
一方、陛下に御臨席を賜りました全国植樹祭において、大勢の子供達と御一緒にお手植え、お手播きになりました木々は、その後も子供達と共にすくすくと育っております。また、国民体育大会にも御臨席を賜る中、競技会場において選手を激励してくださるとともに、各地を御訪問になり、県民の方々に親しく接せられ、多くの県民に大きな力をお与えくださいました。
和歌山県民は、陛下が常に上皇后陛下と仲睦まじくあらせられ、私達にお心を寄せてくださるお姿を拝し、景仰申し上げているところでございます。
上皇上皇后両陛下には、今後とも末永くお健やかにお過ごしいただけますよう、県民一同、心からお祈り申し上げます。
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