県では、温州みかんの生産量、産出額、販売単価の3冠日本一(※)をめざしています。その一環として、今年度、巻き上げ方式による『新方式マルチ栽培実証園』を設置して、
高品質・安定生産を推進し、販売単価の向上をめざします。
新方式マルチの効果を県内のみかん産地の13カ所で実証し、今回は海南市下津町内のみかん園でマルチシートの敷設を実演します。
1 新方式マルチの効果と特徴
水田転換園などは、傾斜園に比べ水はけが悪く、みかんの糖度が上がり難いため、販売単価が低い傾向にあります。
マルチ栽培は、シートを樹木下に敷設し、土壌への雨水侵入を適度に抑えることで、糖度の向上が期待できます。
巻き上げ方式の特徴
・鉄管パイプをシートの両端に配置
・シートの開閉管理が容易
・使用後は株元に巻き上げておくことできるので撤去不要
・複数年使用可能
2 新方式マルチの現地実証モデル園の設置
・日 時:令和2年7月16日14時30分〜
・場 所:海南市下津町引尾のみかん園地
(JAながみね下津営農生活センター(下津町下225)に集合)
・参加者:海南市、JAながみね、JAク゛ルーフ゜和歌山農業振興センター、県等10名
3 今後の取組
・新方式マルチ実証園を活用して現地検討会の開催(7月〜9月)
高品質生産をめざす生産者を対象に、マルチ栽培の管理技術習得研修を実施
【設置園地:海南市2、有田川町7、有田市、湯浅町、広川町、日高川町は各1】
新方式マルチ栽培の技術実証ほの推進体制
市町、JA、JAク゛ルーフ゜和歌山農業振興センター、農業共済組合、県 |
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