わかやま県政ニュースの使い方
閲覧日から一週間前までのニュースがトップページで表示されます。
原則として、提供日の翌日掲載、翌日が土・日・祝日等の場合はその次の平日に掲載されます。
公開している情報は資料の一部(図表や冊子等)を掲載していないことがあります。
公開日 12月5日
【県立近代美術館】 移民と美術をめぐるシンポジウム Vol. 1 和歌山/アメリカ:研究の「現在地」
| 連絡先 | 教育委員会 教育庁文化遺産課 |
|---|---|
| 担当者 | 【県立近代美術館】 学芸担当:奥村一郎、青木加苗 広報担当:村 井 |
| 電話 | 073-436-8690 |
| FAX | 073-436-1337 |
| press@momaw.jp |
和歌山県は、海外への移民が全国第6位に上る「移民県」として知られています。そのなかには、
海を渡った先で美術を志した者たちがおり、特にアメリカで活動した作家たちは、アメリカ美術の
歴史と大きく関わりながら活動し、数多くの足跡を残しました。こうした和歌山県の歴史に関連して、
和歌山県立近代美術館では戦前の渡米画家たちの仕事を展覧会や調査研究、作品収集の重要な
テーマとしていますが、このたび県内関連機関と連携して、全米日系人博物館(Japanese
American National Museum)を中心としたアメリカの研究者・研究機関との交流を開始すること
になりました。本シンポジウムはその最初の事業として実施します。
移民、あるいは日系人の美術は、美術史の文脈においては日本美術・西洋美術研究の双方にま
たがるが故に、大きな歴史の語りからはこぼれ落ちやすい傾向があります。かつ「日本を内包した
アメリカ」という観点からは、「戦後100年」が視野に入ってきたいま、美術分野に留まらない歴史
の編み直しを必要とする領域でもあるでしょう。近代史、近代美術史、あるいは人種や民族の問題
にも関わる大きなフィールドではありますが、和歌山県にとっては郷土史の重要な一部分であり、
ローカルな教育活動にもつなげていく責任があります。
今回のシンポジウムでは、このテーマを日米双方から広く問い直すためのきっかけを生み出すべ
く、日米両国の研究者による報告と、県内の関連資料を所蔵する博物館施設での研究を紹介します。
それぞれの視点と研究の「現在地」を確認し、その歴史と研究を共有する第一歩としたいと思いま
す。
なお本事業は文化庁「令和 4 年度博物館等の国際交流の促進事業」採択事業の一部として実施
するものです。
○開催概要
日時:2022年12月11日(日) 11時〜17時(10時30分開場)
会場:和歌山県立近代美術館 2 階ホール
主催:和歌山移民研究を軸とした国際交流事業実行委員会
参加無料/日英同時通訳つき 定員80人程度
○登壇者
【海外招聘研究者】
クリステン・ハヤシ(全米日系人博物館コレクション・マネージメント & アクセス担当ディレクター)
シープー・ワン(王士圃)(カリフォルニア大学マーセド校 コーツ芸術基金講座及び美術史教授、
スミソニアン・ナショナル・ポートレイト・ギャラリー理事)
【国内招聘研究者】
岡部昌幸(帝京大学文学部史学科教授/群馬県立近代美術館特別館長)
五十殿利治(筑波大学名誉教授)
【県内研究者】
東悦子(和歌山大学観光学部教授/紀州経済史文化史研究所副所長)
櫻井敬人(太地町歴史資料室学芸員/ニューベッドフォード捕鯨博物館顧問学芸員)
山下奈津子(和歌山市立博物館学芸員)
奥村一郎(和歌山県立近代美術館教育普及課長)
司会 青木加苗(和歌山県立近代美術館学芸課主査学芸員)
○プログラム(予定)
11:00 ごあいさつ 和歌山県立近代美術館館長 山野英嗣
本事業の概要について 青木加苗
11:10 Session 1. 包括的な移民研究資料の収集・保存から
クリステン・ハヤシ「全米日系人博物館のコレクションについて:物語が息づくところ」
東悦子「和歌山県における移民関連機関の連携構築と移民資料の保存と継承」
12:10 休憩
13:10 Session 2. アメリカ日系移民美術研究の現場から
奥村一郎「和歌山からアメリカへ − 移民と美術 和歌山県立近代美術館の取組みについて」
山下奈津子「ヘンリー杉本と「キャンプシーン」」
櫻井敬人「出稼ぎ労働者と故郷の間の絆、石垣栄太郎の孤独」
五十殿利治「ニューヨークから東京そして台湾へ 重松岩吉の軌跡」
15:15 休憩
15:30 Session 3. 移民美術史の構築を目指して/日米の視点から
シープー・ワン(王士圃)「対岸の故郷:排斥時代の米国における日系芸術家コミュニティに
ついての概要」
岡部昌幸「「移民の美術・日系アメリカ人美術史」は成り立つか?−開国から排斥、ジャポニスム
からマルチカルチャーへの 150 年」
16:15 総合討議
16:55 終了
※休憩時間等、進行状況によりずれることがあります。
このデータがダウンロードできます。
