| 有田川漁業協同組合に対する水産業協同組合法に基づく命令の発出について |
有田川漁業協同組合が、過去に発出した２つの命令に従わなかったため、令和元年12月25日付けで、同漁協に対し、水産業協同組合法第124条第1項の規定に基づき命令を発出しましたのでお知らせします。
１．命令の内容
（１）組合員名簿の備え置きと県への提出
適正な組合員名簿の事務所への備え置きと、命令書が到達した日の翌日から起算して40日以内の県への当該名簿の謄写の提出
（２）役員の再選挙の実施
4月7日開催の総代会の決議により役員とされた２名（理事１名監事１名）に係る当該決議の取消と、上記組合員名簿に基づく、命令書が到達した日の翌日から起算して40日以内の、当該２名分の役員再選挙の実施（7月22日付け措置命令の履行）
２．経過
平成31年4月4日 理事1名に対する当選の取消
・無投票当選で選出されていた理事１名に対して組合が当選の取消を通知
平成31年4月7日 総代会開催
・定款等で定めた手続（選挙）によらず役員（理事１名監事１名）を選出。（監事として当選していた1名を理事に、他の1名を監事に、それぞれ決議により選出）（法第34条第4項に違反）
令和元年5月21日 立入検査
・上記総代会における決議による役員選出の事実を確認
・組合員名簿の閲覧の求めを組合が拒否したため、組合員名簿の事務所への備え置きが確認できず。
令和元年5月23日 法第122条第1項の規定に基づく組合員名簿の提出命令
・履行期限は令和元年6月24日
・現在においても命令は履行されていない。
令和元年7月22日 法第124条第1項の規定に基づく措置命令
・4月7日開催の総代会の決議により役員とされた２名に係る当該決議の取消と、当該２名分の役員再選挙の30日以内の実施を命令
・現在においても命令は履行されていない。
３．その他
組合がこの命令に従わない場合、法の規定に従い、役員全員の改選や業務の停止、又は組合の解散を命令する場合があります。 |
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