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- ホーム > 組織から探す > 広報課 > 和歌山県庁メールマガジン > バックナンバー > 令和3年7月27日
7月23日からいよいよ東京オリンピックが始まりました。
私など、
オリンピック中止などを叫ぶ人を見て、
なんという不人情な、
アスリートが人生をかけて磨き上げてきた技を発揮する最高の機会を奪うのかとずっと言い続けてきた人間ですから、
テレビでの応援にもう夢中です。
あれほどオリンピック反対の人がいるぞと反対ムードを煽っていたと(私が)思うマスコミもオリンピック報道に熱中しています。
そんなに反対ならテレビも見ないのだろうなあと(私が)思う人達もおそらくテレビで声援を送っていることと思います。
その証拠にテレビの視聴率が半分になったという話は聞きません。
(世論調査ではオリンピック開催に反対の人が半分を超えていたと思いますが。
)
しかし、 東京都を中心とするコロナの大発生で、 ほとんどの競技は無観客開催となりました。 確かに現在の東京都や首都圏の感染状況を見ると、 それもやむを得ないなと思うし、 東京都が緊急事態宣言の対象地になるのも仕方がないなと思いますが、 オリンピックのホストシティーとして、 保健医療行政を充実させるなど、 もっとやることがなかったかと、 かつて「東京が危ない」という本稿を書いて警鐘を鳴らした者としてはそう思います。 そうして、 無観客となったオリンピックですが、 有観客よりももっと危ない事態が私はあると思います。 それは、 かつてのオリンピックやワールドカップの時にそうやって盛り上がったように、 飲食店などに同好の士が皆集まってテレビを見ながら、 ビールやハイボールを片手に大いに盛り上がることであります。 飲酒をしながらだから当然マスクを外しているし、 至近距離で大声で声援をしたり、 抱き合ったり、 感染という点では最もリスクの高い行為が行われるのではないかという心配を私は深刻にしています。 その中の1人でも感染者がいたら、 その酒場にいた人は全員が感染するということが考えられます。 そこで、 めったなことでは行動の制約をしない和歌山県も、 県民への注意事項の1つとして「オリンピック・パラリンピックは、 家族など普段から会う人と自宅で応援」、 すなわち飲食店などに集合して応援をするということはやめましょうと特に呼び掛けているところです。 しかし、 私の知る限り、 政府ないし政府の専門家から、 このタイプのオリンピック観戦は特にやめよという注意を聞いたことがありません。 考えてみたら、 競技場で間隔をあけておとなしく観戦をしている方が、 ここでいう酒場集団観戦よりもはるかに安全でしょう。 どうしてあれだけ無観客にせよと言い募った専門家の人が、 もっと危ないこのような行為に警鐘を鳴らさないのでしょう。 想像力の欠如でしょうか。 おかしいと思います。 皆さん、 オリンピック観戦は自宅でテレビかインターネットで。 飲食店で仲間と観戦して盛り上がるのは、 今回だけはやめましょう。 和歌山県知事 仁坂吉伸
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