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令和3年10月1日
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 知事メッセージ

情報過多の時代の説明責任(広報紙 県民の友10月号掲載)
 政治や行政で大事なことは、 私は、 説明責任を果たすことであると思います。 もちろん説明したことをきちんと実行することはもちろんです。 その時には、 これからやろうとしていることも大事ですが、 それが何故必要かという「なぜどうして」も必要です。 また、 やらなかったことも何故かということを説明する必要があるでしょう。

 新型コロナウイルス感染症対策でも、 和歌山県は、 このことを励行するようにしています。 きちんとデータを取って、 それを県民の皆さんに示して、 そこから科学的、 論理的に説明のできる対策を、 理由も含めて説明しながら、 今はこれがベストと思われる対応をしているつもりです。 記者会見や、 県庁のホームページや、 知事メッセージのメルマガサービスなどを見ていただければ全部出ています。

 しかし、 世の中では、 かなり違う性格の情報が溢れています。 誰か有力者あるいは権威といわれる人が唱えたことはあっという間にマスメディアの主流になります。 大体の場合、 何故そうなのかは示されません。 前例踏襲はいけないと言っているのに、 前に定まった方針は、 地域と時間によって実態は違うのに、 そればかりに焦点を当てた情報が画一的に流されます。 一方、 ネットを中心にただの噂話やデマの類もどんどん拡散されます。 正しい情報ももちろんたくさんありますが、 それを信じて行動することによって発生する別の不都合とどちらが大事か、 冷静に判断できる人ばかりとは限りません。 また一々中身を精査するのは面倒なので、 レッテル貼りにこだわる傾向もあります。 「緊急事態宣言を早くしろ」の類ですが、 すればよいわけではなく、 それで何が実行しやすくなるかが本質なのですが、 それを考えるより世の情報に乗って大勢についてしまう場合も多いようです。 情報過多の時代なのです。 マスメディアとネットがそれを加速しています。

 しかし、 本当に問題を解決するには、 政治や行政の責任者が事実とデータに基づき科学的、 論理的に必要なことを説明し、 実行することです。 そしてその説明を溢れる情報に流されることなく、 事実とデータと論理によって正しいか否か考える皆さんのお力が必要です。

和歌山県知事 仁坂吉伸

広報紙 県民の友10月号



 
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