先日実施した知事定例記者会見での発表内容についてご説明します。

　今回は発表事項が4つです。

　まず、 発表事項の一つ目は、 「県工業技術センターによる「コア技術確立事業」の成果」についてです。

　県では、 コア技術確立事業として3テーマの研究開発を行っており、 令和2〜4年度に実施した、 「太陽光アップコンバージョンフィルムの開発」、 「化成品の生産性向上のための光反応手法の開発」、 「微生物の育種技術の高度化」について、 それぞれ成果がありました。 今後も、 県内産業の発展に資する技術開発を進めていきます。

　二つ目は、 「総務省統計局、 独立行政法人統計センター、 公立大学法人和歌山県立医科大学及び和歌山県がデータサイエンス分野における連携協定を締結」についてです。

　総務省統計局、 （独）統計センター、 公立大学法人和歌山県立医科大学、 和歌山県の4者で、 疾病予防や健康増進の観点から研究を進め、 行政課題の解決につなげるとともに、 我が国のデータサイエンス分野の発展に資する取組を推進することを目的に連携協定を締結します。 協定締結式は、 11月18日（金）14:30から知事室で行います。

　三つ目は、 「株式会社隈研吾建築都市設計事務所が和歌山市に新オフィスを開設」についてです。

　東京都港区に本社を置く株式会社隈研吾建築都市設計事務所が、 近畿圏を中心とした受注案件に係るデザイン・設計を行うため、 和歌山市に新オフィスを開設することになりました。 操業開始は令和5年4月を予定しており、 3年間で5名の雇用が見込まれます。

　四つ目は、 「知事監視製品の新規指定」についてです。

　新たに46製品を、 危険ドラッグとして知事監視製品に指定しました。 指定した製品は、 条例に違反して販売や購入をすると罰せられます。 危険ドラッグは麻薬や覚醒剤と同様に大変危険な薬物であり、 決して使用しないでください。

　次に、 質疑応答ですが、 発表項目では、 「コア技術確立事業の研究成果への期待」、 「株式会社隈研吾建築都市設計事務所新オフィスへの期待」、 などについて、 発表項目外では、 「県内で発生した鳥インフルエンザ発生施設の今後の見通しや県の支援」、 「新型コロナウイルス感染症発生状況の受け止め」などについて、 記者から質問がありました。