先日実施した、 岸本知事の知事定例記者会見での発表内容についてご説明します。

　今回は発表事項が3つ、 話題事項が2つです。

　まず、 発表事項の一つ目は、 「和歌山県と株式会社長大(ちょうだい)が「空飛ぶクルマ」の県内での実用化に向けた連携協定を締結します」についてです。

　次世代モビリティとして期待される「空飛ぶクルマ」の、 県内での将来的な実用化に向け、 株式会社長大と連携協定を締結することになりました。

　二つ目は、 「｢和歌山県事業再構築チャレンジ補助金｣（第１期）の申請を開始します」についてです。

　新型コロナウイルス感染症や原油・物価高騰等の社会経済環境の変化の中で、 県内に事業所を有する中小企業等が取り組む新分野への参入や業種・業態転換等の事業再構築に対して、 補助金を交付します。 ある意味、 前向きな攻めの補助金なので、 攻めに転じたいという和歌山県の経営者の皆さん、 ぜひご活用ください。

　三つ目は、 「農林水産関係試験研究機関の研究成果を発表します」についてです。

　農林水産関係の試験研究機関などが、 農林水産業競争力アップ技術開発事業などで取り組んだ試験研究の成果を、 広く県民の皆様に知っていただくため、 成果発表会を開催するとともに動画配信をします。

　続いて、 話題事項は、 「「おにぎりミーティング(ＯＭＴＧ)」で出された業務改善に関する提案」についてです。

　知事と若手職員が一緒にランチをとりながらざっくばらんに語り合う「おにぎりミーティング」が活性化しています。 参加職員から出された業務改善に関する提案は、 今後、 担当課で検討していきます。 今後、 県庁内にチャットルームを設けて、 オープンに県庁改革をしていく仕組みを作る予定です。

　二つ目は、 「「和歌山県広域受援計画における広域防災拠点に係る覚書」の締結」についてです。

　大規模災害時における広域応援部隊の受け入れ場所となるベースキャンプ用地確保のため、 国立大学法人和歌山大学、 近畿大学生物理工学部と、 広域防災拠点としての施設及び土地の使用に係る覚書を締結します。 締結式は、 2月1日（水）に県庁南別館で行います。

　次に、 質疑応答ですが、 発表項目では、 「株式会社長大と連携協定を結ぶことの狙いや期待」、 「事業再構築チャレンジ補助金の申請要件」などについて、 発表項目外では、 「新型コロナの5類引き下げの受け止めと評価」について、 記者から質問がありました。