先日実施した、 岸本知事の知事定例記者会見での発表内容についてご説明します。

　今回は、 発表事項が4つ、 話題事項が1つです。

　まず、 発表事項の一つ目は、 「和歌山県新総合計画　県民総参加プログラムを開始します！」についてです。

　県では、 2040年頃を展望した県政の新たな指針となる「新総合計画」の策定を進めています。 策定にあたり、 多くの方々と未来の和歌山について一緒に考え、 ご意見やアイデアをいただくため、 「県民総参加プログラム」を開始します。

　発表事項の二つ目は、 「「令和7年度 重点施策と予算編成の方針」を策定しました」についてです。

　令和7年度の予算編成について、 厳しい財政状況の中でも諸課題を解決出来るよう、 重点施策の方向性に掲げる５つの柱に沿って編成します。 その際、 令和5年2月に発出した財政危機警報を踏まえ、 スクラップアンドビルドを徹底することで、 限られた財源を重点的かつ効率的に配分して財政健全化の妨げとならないよう努めます。

　発表事項の三つ目は、 「病児保育のＩＣＴ化に係る実証について」です。

　県では、 デジタル技術を活用した課題解決や地域の魅力向上を図る実証事業に取り組んでいます。 この度、 県内５つの病児保育施設において、 病児保育ネット予約サービスを導入します。 これまで病児保育施設に電話で問い合わせをしないと分からなかった空き状況が、 スマートフォンからいつでも簡単に確認できるようになり、 そのまま予約申込も可能となります。 実証事業を行ったうえで、 一定の効果が認められる場合は、 その後も利用を推進していきます。

　発表事項の四つ目は、 「イギリスで初めて和歌山県産梅酒のプロモーションを実施します！！」についてです。

　県産梅酒のブランド価値の向上を目指して、 これまでフランスでのＧＩ和歌山梅酒のブランド化の推進に取り組んできました。 本年度からは更なる販路開拓・拡大を目指して、 新たにイギリスにおいてプロモーションを行います。

　次に話題事項ですが、 「第49回全国育樹祭大会テーマのLINE投票実施」についてです。

　令和8年秋に和歌山県で開催される全国育樹祭の大会テーマを募集したところ、 532作品の応募があり、 第一次審査で10作品が選出されました。 第二次審査ではLINE投票を実施し、 10作品の中から上位6作品を選定します。 その後、 実行員会による第三次審査で6作品の中から大会テーマを決定します。

　

　次に、 質疑応答ですが、 発表項目では、 「令和7年度重点施策と予算編成方針」、 「新総合計画策定に向けた県民総参加プログラム導入のねらいと意義」、 「病児保育のＩＣＴ化実証への期待」について、 発表項目外では、 「石破新内閣への期待」、 「県内市町村の給食費無償化の状況」について質問がありました。