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紀州藩霊殿/1棟

きしゅうはんれいでん

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エリア 海草エリア
所在地 海南市下津町上
所有者 長保寺
国・県指定別 県指定
文化財の種別 建造物
指定年月日 昭和45年5月25日指定
時代 江戸時代
紀州徳川藩主頼宣(よりのぶ)は熊野巡視の帰途当寺に立寄り、菩提寺(ぼだいじ)と定め、仏殿一宇を建立したといわれる。頼宣は没後、遺言によってこの地に埋葬され、仏殿を位牌堂(いはいどう)にあてた。この位牌堂が霊殿である。桁行(けたゆき)七間(けん)、梁間(はりま)八間、寄棟造(よせむねづくり)、本瓦葺(ほんがわらぶき)で、南東に玄関が付く。棟札(むなふだ)から寛文(かんぶん)7年(1667)に建立されたことがわかる。西側の2室に厨子(ずし)を置き、歴代藩主および正室と側室等の位牌(いはい)を祀る。紀州藩霊殿は藩の大工が直接携(たずさわ)り建築した、全体的に重厚な御殿風の建物である。

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