- 現在表示しているページ
- ホームわかやまの文化財検索結果
ここから本文です
護国院(紀三井寺)多宝塔/1基
ごこくいん(きみいでら)たほうとう
寺伝によれば、以前にあった塔が嘉吉(かきつ)元年(1441)の風害により壊れたため、文安(ぶんあん)6年(宝徳(ほうとく)元年)(1449)に再建の勧進(かんじん)が行われているので、この頃建立されたものと考えられている。多宝塔とは下層が方形、上層が円形の平面を持つ二重の塔である。この多宝塔は、本瓦葺(ほんがわらぶき)で柱間(はしらま)三間の多宝塔で、各種の絵様(えよう)、彫刻、須弥壇(しゅみだん)とも室町中期の様式手法を示している。