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一遍上人名号碑建立之地/540.629㎡
いっぺんしょうにんみょうごうひこんりゅうのち
本宮から那智山へと通じる熊野参詣道沿い、小雲取(こくもとり)山への入口である万才峠(ばんぜとうげ)を近くにひかえる海抜400メートルの高地が、一遍上人名号碑の建立の地である。碑文は薬研彫(やげんぼ)りの流麗(りゅうれい)な書体の六字名号(ろくじみょうごう)である。上人が建てた砂岩製の名号碑は地震のため倒れ折損していたが、宝暦(ほうれき)10年(1760)他阿一海(たあいっかい)によってそれを保護するため補修されていることが、刻銘によってわかる。