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【県立近代美術館】 ニッポンの油絵 近現代美術をかたち作ったもの |
連絡先 |
教育委員会 教育庁文化遺産課
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担当者 |
【県立近代美術館】 学芸担当:植野比佐見 広報担当:村井 |
電話 |
073-436-8690 |
FAX |
-- |
E-mail |
press@momaw.jp |
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「油絵」は、日本の近現代美術史のなかで重要な位置を占めています。近代美術館である当館
がコレクションの柱としている「和歌山ゆかりの作家たち」のなかにも、日本で最初期の洋画家
となった神中糸子をはじめ、油絵に向き合うことから彫刻を含む自身の創作を始めた保田龍門、
油絵を自らの表現方法として選び、生涯描き続けた石垣栄太郎、川口軌外、村井正誠など、重
要な作家たちが含まれます。
いまでは多くの人にとって見慣れた技法になっている油絵ですが、広く普及したのは、明治
維新後に殖産興業のための技術として美術学校で教えられ、展覧会などの発表の場が設けられ
てからです。油絵の多彩な表現は、西洋のものの見方や、新しい思潮に裏打ちされており、そ
れらへの憧れや共感とともに多くの若い画家たちを魅了しました。
本展ではまず、ひとりひとりの画家が、どのように油絵と出会い、油絵によって学び、表現す
る者として成長していったかを作品を通して見ていきます。画家たちのまなざしは油絵を生み出
した海外の表現に向かい、ひるがえって日本美術とは何であるかを問うことにもなりました。
また、油絵具の素材としての魅力そのものにも注目したいと思います。油絵具には独特の艶
と透明感があり、筆触や盛り上げを残すこともできる強い物質性を持っていることが特徴です。
多くの新しい画材が開発された現代でも、絵具の層を重ねて表現する深み、ゆっくりと固まる絵
具の性質を生かした表現など、油絵は材料の多様性のなかに埋もれることなく存在感を放って
います。
日本の近代美術の中に油絵がなかったなら、今日の美術表現はずいぶん違ったものになって
いたでしょう。本展は、当館のコレクションを中心に、およそ100 点で構成します。油絵を通し
て、日本の近現代美術の魅力を再発見していただく機会ともなれば幸いです。
○開催概要
主 催 和歌山県立近代美術館
会 場 和歌山県立近代美術館 2 階展示室
会 期 2022 年11 月12 日(土)-12 月25 日(日)
開館時間 9 時30 分-17 時(入場は16 時30 分まで)
休館日 月曜日
観覧料 一般520(410)円、大学生300(260)円 ( )内は20 名以上の団体料金
*高校生以下、65 歳以上、障害者、県内に在学中の外国人留学生は無料
*11 月19 日(土)、20 日(日)は「関西文化の日」として入館無料
*11 月22 日(火)は「和歌山県ふるさと誕生日」として入館無料
*11 月26 日、12 月24 日(毎月第4土曜日) は「紀陽文化財団の日」として大学生無料
*12 月4 日(毎月第1日曜日)は入館無料
○関連事業
※内容の変更、事業の中止を行う場合は、当館ウェブサイトでお知らせします。
・スライドレクチャー[学芸員による解説会]
11 月19 日(土)、12 月3 日(土)、12 月24 日(土) 各日14 時から1 時間程度、2 階ホー
ルにて *入場無料、申込不要。
・こども美術館部(小学生を対象とした作品鑑賞会) テーマ「ア・ブ・ラ・カ・ダ・ブ・ラ」
12 月17 日(土)、18 日(日) 各日11 時から1 時間程度、2 階展示室にて
*当館ウェブサイトより事前申込。定員6 名程度。
○同時期に開催の展覧会
・コレクション展2022- 秋冬
特集:田中恒子コレクション
会期:10 月8 日(土)-12 月25 日(日)
・ミティラー美術館コレクション展
会期:10 月8 日(土)-12 月25 日(日)
【和歌山県立博物館(となり)の展覧会】
・特別展 濱口梧陵と廣八幡宮―広川町の文化財とともに―
会期:10 月15 日(土)-11 月23 日(水・祝)
・企画展 きのくにの信仰
会期 : 12 月3 日(土)-2023 年1 月22 日(日) |
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