場面設定の会話:おすそわけ(到来物を隣家に配る)
音源:和歌山県方言調査報告書(昭和59年度 和歌山県)
A | 女 | B | 女 |
A イマ コドモノ トコカラ コレ モテ キテ クレタンヤケド
今 子供の 所から これ(を) 持って きて くれたんだけれど
ショーモナイ モンヤケド スコシバカリ オスソワケ
つまらない 物だけれど 少しばかり おすそわけ(を)
シマス。 アガッテ クレマスカ。
します。 あがって くれますか。
B マー スミマセンヨー。 セッカク モラワレタノニ。 ワタシ
まあ すみませんね。 せっかく もらわれたのに。 私
コレ スキデノシ(1) ドーモ アリガトー。
これ(が) 好きでねえ。 どうも ありがとう。
注
- ノシ
和歌山方言を特徴づける敬語の「ノシ」は、現在は老年層の女性専用語で、それも減少しているが、一昔まえは、男性も用いたもので、大層優雅な感じを持った文末助詞である。和歌山県では、海岸ぞいの平野部に多かった。