関西自然に親しむ風景100選(地球環境
関西フォーラム・2005年)
紀伊半島南端近くの日置川の上流にある百間山渓谷は、手付かずの自然が残る渓谷。特別天然記念物のニホンカモシカに会えるのも嬉しい。
大塔村の南西部を流れる日置川の支流熊野川の上流に百間山渓谷があり、特別天然記念物のニホンカモシカが生息している。百間山渓谷は、百間山(999m)の山麓3km余りに渡り大小18の滝や奇岩が連なり、整備された渓谷沿いの道から満喫できる。渓谷入口近くの梅太郎渕の岩上には樹齢500年の馬目の木があり、隣のカヤの滝は、上部には樹齢300年のカヤの大木がかぶさっていたことから、カヤの滝と称されるようになった。500mほど入ったふたおい釜は、滝底に直径5mの窪みがあり、1km程入った所の雨乞いの滝や、高さ10mの一条の滝など変化に富んだ滝が続く。3kmほどの所に山岳仏教の名残りといわれる千体仏がある。渓谷には、カエル、イモリ、アマゴ、トンボ、セミ、サンショウウオなどの生物が多く見られる。
出典: 地球環境関西フォーラムHP
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