関西自然に親しむ風景100選(地球環境
関西フォーラム・2005年)
古代、中世の熊野信仰の足跡を今に残す歴史の道
【熊野古道】 古代から現代まで続く熊野本宮大社をはじめとする熊野三山へ参詣する道。熊野への参詣道には、紀伊半島を横断する中辺路、海岸沿いの大辺路、伊勢路等の複数のルートがあるが、中辺路が最も多く利用されていた。
【野中の清水】 中辺路の継桜王子付近にある湧水。日本の名水100選にも選定されており、水道など無かった時代に熊野古道を歩く旅人にとっての貴重な給水場所であった。
【野中の一方杉】 継桜王子の境内に立つ樹齢800年と言われる杉の巨木群。南側だけに枝を伸ばしていることから一方杉と言われている。枝は那智大社の方向を向いているとも言われる。明治時代の神社合祀令によりその多くが伐採され、現在9本の木を残すばかりとなっている。
出典: 地球環境関西フォーラムHP
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