日本さくら名所百選(日本桜の会・1990年)
関西自然に親しむ風景100選(地球環境関西フォーラム)2005年
ヤマザクラ、ソメイヨシノなど約7,000本の桜が境内全域を埋め尽くす。花に囲まれた多宝塔、大師堂はいちだんとその荘厳さを増す。
出典: 日本桜の会HP
約900年の歴史と自然に恵まれた伝統ある新義真言宗の根本道場。
根来寺は、大治5年、高野山の座主・覚鑁(かくばん)上人が大伝法院を高野山に創建したのが始まりと言われ、広大な境内には、空海招来の唐形式をとどめる国宝・多宝塔をはじめ、重要文化財の大師堂など多くの文化財が散在している。室町時代末期の最盛期には坊舎2700余、寺領72万石を数えた根来寺は、根来衆と呼ばれる僧兵1万人余を擁する一大教団に発展。しかし、天正13年、秀吉の討伐を受けた際の戦火でほとんどが消失。江戸時代の復興後は、新義真言宗の総本山として850年余りの法灯を護り継いでいる。
今の根来寺は、春には約7000本とも言われる桜の名所として関西地方では有名なお寺で、「桜の名所100選」(平成2年、財団法人日本さくらの会)に選定されている。夏は新緑、秋はモミジの名所としても有名である。広大な敷地内にうっそうと茂る木々に囲まれた自然を一年中満喫できる。
自然景観… 春にはヤマザクラ、ソメイヨシノ、オオヤマザクラ、シダレザクラなどの花見の名所「桜の名所100選」(平成2年、財団法人日本さくらの会)として有名。秋にはもみじ谷公園に代表されるモミジなど根来寺の広い敷地内には見どころが多く、訪れる人々を年中楽しませてくれる。
歴史遺産… 現存する多宝塔ではわが国最大規模である国宝の大塔を始め、国指定重要文化財の大師堂、国指定名勝の庭園などがある。
伝統文化… 根来塗りは新義真言宗の総本山である一乗山大伝法院根来寺(俗に根来寺)で什器として使われていた漆器で江戸時代前期には「根来」「根来もの」として珍重されたと言われる。現在では中塗りに黒漆を、その上に朱漆を塗り乾燥後、表面を研ぎ出し所々に黒の研ぎ出し模様をつけた漆器を総称している。
出典: 地球環境関西フォーラムHP
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