関西自然に親しむ風景100選(地球環境
関西フォーラム・2005年)
標高870メートルの山頂付近に広がる広大なススキ草原には、珍しい高山植物や小動物などが生息している。ふもと小川宮から登山出来るハイキングコースは笠石から山頂へと至り、草原の四季折々の植物をながめながら散策できる。山頂からは、眼下に紀州の山並みや和歌山市の市街地、和泉山脈からゲートタワービルまで見渡せる。空気が澄んでいれば、明石海峡大橋の橋脚や神戸の辺りまで見えることもあり、霊峰高野も見渡せる。古くからススキの草原が広がる高原として有名な地で、過去においては、カヤ取り場として人々の生活に密接に関係していたと言われている。現在では、ススキの刈り取りや山焼き等を行ったり、踏み固められ、地面が露出した遊歩道の一部を閉鎖し、ススキの復元を行うといった、自然環境の育成保全活動も活発に行われている。
自然景観… 山頂から12haにもおよぶ近畿唯一ともいわれるススキの大草原。
出典: 地球環境関西フォーラムHP
|