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和歌山の祭り・年中行事

末社参「どじょう汁」

新宮市(新宮)

山や材木商の安全を含め一年間のお礼と、今後の安全と商売繁盛を願って、旧正月に行われる。
どじょうを食べることによって「精」を付け、心機一転頑張る鋭気を養う。
四法山話をして親交を深める。 速玉末社のお参りが業界繁栄をお祈りする。

≪順序≫
①速玉大社の末社を順番にまわる。 牛鼻神社、中村神社、烏止野神社、阿須賀神社、神倉神社、王子神社の順番に回るが現代は神倉神社と王子神社は遥拝に簡略化している。
②草履ばき、成川の渡しを渡っていたから一日がかりだったが今はバスでまわる。
③回り終わってから「どじょう汁」をいただく。

明治の中期頃に、材木流通の江戸との取引の中で伝わったものだと考えられ。

「どじょう汁」には、なるべく小さなどじょうを使う。それにささがき牛蒡を加え、白味噌で煮上げる。
※関東は赤味噌、関西は白味噌である。東京から伝わったときは赤味噌だったと思れるが関西の白味噌に変わったのだろう。

平生、ご無沙汰している末社にお参りして業界の繁栄と親睦を深める。この旧正月は昔は筏流しも休みになった。川下の新宮市の材木屋ものんびり出来た。ここで「どじょう汁」で精をつけ正月明け心機一転商売に励もうというもの。

 


 

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