現在表示しているページ
ホーム > 和歌山の祭り・年中行事 > 寒川神社の粥占い

和歌山の祭り・年中行事

寒川神社の粥占い

日高川町(寒川)

地元で、 粥占い(かゆうらない)と呼ばれる。
今年の作物の作付の方向や社会情勢を、人事では計り知れないところを、神に教えを乞う行事。
寒川神社の社務所において、1月15日の午前10時から行われる。

≪順序≫
①神饌をお供えし、祝詞を唱えて、大麻にてお祓いを受けたのち、玉ぐしを奉奠する。 
②鍋に湯を沸かして、お供えした、お米をその中に入れて粥を炊く。 
③その中に、ナゴ竹長さ(3寸5分)の太さ(2分5厘)の筒に、それぞれ紐と占う作物名の札を付けて入れて、ぐつぐつと20分くらい煮ます。
④炊きあがったら、一本一本引けあげて、宮司が、中身をはさみで割って確認し、豊、凶を決める。 上゜、上、中゜、中、下、の5段階に分けて直ちに、お宮の掲示板に貼り出して発表する。 
⑤成績表は参拝者に配られる。(福島氏は、種物を買う時のめやすや、話題にしてもらうのに、店舗に貼っておくとのこと)。 
⑥終わったら、みなさんで、粥を、用意してくれている、沢庵をおかずにして、いただき、お神酒もいただく。
ちなみに、今年占われた種類は、早稲、中生稲、晩稲、餅稲、景気、木材、栗、柿、こんにゃく、ジャガイモ、小豆、里芋、さつまいも、しいたけ、白菜、大根、大豆、たまねぎ、川魚の19種だった。

10年ほど前までは、大勢の人が集まり、にぎわい、境内で、薪を焚いて大きな釜で炊いていたが、近年は参加者も減り、社務所で、カセットコンロを使い炊く。

このページのトップに戻る