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二十三夜(二河の火祭)
那智勝浦町(二河)
地元で、「二十三夜」と呼ばれる。
当地区と色川地区あたりの住民間で争いが起こりその死者を弔う為宝篋印塔を建て、その魂を慰めるようになった。
宝篋印塔前の広場(松明)及び寺(盆踊りにおいて、8月23に行われる。
宝篋印塔前の広場に2本のポールを立て、その間に針金を3~4段に張り、それに、2個の松明を針金で対に結び、振り回して放り上げ、引っ掛ける。
(かつては松ノ木に掛けていたが、繰り返すうちに枯れてしまった)。
下の寺の本堂で採火式を行いその火を広場まで持ち上がり、それを種火に用意していた松明に火をつけ投げ上げる。
火が燃え尽きると寺の境内で盆踊りを行う。
かつては地踊りがあったが(現在の色川地区のものに酷似)現在は誰も音頭をとれ、
民謡などを踊っている。
青年会で子ども達のために、夜店(金魚すくい・カキ氷等)を出す。
本来夜通しで行っていたが、今は、9時頃ゲームをして終了する。
昔に比べ、 盆踊りが地踊りから民謡に変わった。(音頭をとれる人がいなくなった)(昭和40~50年頃)。