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高積神社の冬祭
和歌山市(和佐)
地元で、「冬祭り」「鎮火祭」と呼ばれている。
高積神社の社殿で、
毎年12月15日に行われる。
火の事故が起こらないようにという意味がこめられている。
①1週間前の12月8日から始まり、1週間の潔斎を行なう。 宮司は、酒肉の飲食その他の行為を慎み、沐浴などして心身を清め、自分の火だけを使う。肉や添加物を一切使わず、塩のみの味付けで、料理をするための火コンロ等)も風呂の湯も、すべて別火で行なう。
<当日>
②12月15日の夕方、午後4時頃から神事が始まる。
③下の宮の社殿に祝詞をあげ、冬祭りのはじまりを神様に告げる。
④社殿前に準備した薪の束(山桃の枝12束)に宮司が点火する(うるう年にはひとつ増やす)。
⑤12束のすべての薪を燃やし尽くす間、宮司は「密語¥と言われる言葉を小さく唱えながら、燃え盛る薪のまわりを何度もまわる。
⑥すべての薪が燃やされて火の勢いが衰える頃、宮司は素足になって、火焚きのあとを踏みつけるようにして歩く。この火踏みを3回繰り返す。
⑦本殿の前で、人事が無事済んだことを告げて、冬祭りが終了する。