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勝浦八幡神社の例大祭
那智勝浦町(勝浦)
地元で、「勝浦八幡神社例大祭(勝浦の祭り)」と呼ばれる。
戦前までは二月にお弓行事もあったが、戦後進駐軍に危険物としてお弓を壊される。一時現代弓で行ったが、続かなかった。
9月敬老の日(祝日)をはさむ日曜の内、潮時のよい日(神事海中神事の都合上)に行われる。
元は旧暦の8月15日(満月の日)であった。
町の弥栄と祭りの心(町民が一致して町づくり・町興しを行う:伝統芸能の継承を願い)。 海に神様を呼びたい思い(海上安全・大漁・港を守る)がこめられている。
祭りの渡御行事により、港の廃船の処分・撤去やゴミの除去等が行われ港がきれいになる。また、道路も整備・きれいにされ、町の美化が行われる(道路が舗装される時代までは、周辺住民総出で道普請を行い、神輿の通路部には砂を敷いていた)。
≪順序≫
宵宮祭式典;神事・うたしらべ(舟謡)・子供手踊奉納・子供神輿宮入・獅子神楽奉納。
<前日午後5時より>
例大祭式典;神事。
渡御祭式典;神事・奉納行事(餅つき・徒士山伏・獅子神楽・子供手踊・舟謡)。
神輿御出門;渡御行列出発(大黒天輿・潮・御幣・おかた・子供手踊・子供神輿・徒士山伏・獅子神楽屋型・餅搗・傘鉾(鳩・恵美須・猩々・高砂・餅搗・御鉾・年行事・神輿・神職・祭典役員・舟謡・有志の順))。
渡御行列休足;忠魂碑(元神明神社跡)、舟謡奉納。
御旅所祭式典;神事・奉納行事(餅つき・子供手踊・徒士山伏・獅子神楽・舟謡・餅撒き)。
櫂伝馬行事;競漕・神輿海中神事の盛上げ・舟渡御。
神輿海中神事;神輿が海に飛び込む(海にも神様を呼びたい、大漁を願い・港を守ってほしいという思いの表れ)。
舟渡御;海路還御(櫂伝馬・高砂舟・猩々舟・恵美須舟・鳩舟・神楽舟・大黒天舟・山伏舟・謡舟・御船)。
(町史指定無形民俗文化財)
≪場所≫
宵宮祭式典・例大祭式典・渡御祭式典・神輿御出門;勝浦八幡神社。
渡御行列;八幡神社→一区→二区→三区→四区・忠魂碑→五区→六区・御旅所(漁協)→いざか舟溜→舟渡御・海路還御→大勝浦舟揚場→神社。
渡御行列休足;忠魂碑(四区)。
御旅所祭式典;勝浦漁業協同組合(六区)。
櫂伝馬行事;いざかた舟溜(六区・三区)。
神輿海中神事;いざかた舟溜(六区・三区)。
還御祭式典;勝浦八幡神社(一区)。