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和歌山の祭り・年中行事

顕国神社例祭(秋祭)

顕国神社例祭

町馬(ちょんま)

湯浅町(湯浅)

地元で、 「湯浅祭」「大宮さんのお祭り」と呼ばれる。
毎年10月18日に、 顯國神社(有田郡湯浅町湯浅1914鎮座)、北恵比須神社(御旅所)(有田郡湯浅町湯浅63鎮座)、なぎ公園(御旅所)(有田郡湯浅町湯浅港(埋立地)で行われる。

例祭は、神社に縁のある日に行われる大祭中最も重要な祭祀であり、御神徳を奉賛して御神恩に感謝の誠を捧げる。また、氏神を崇拝し、氏子の人々に健全な和楽を与え、郷土の発展を祈る重要な意義をもつ。

【行事の順序】
10月18日
午前11時 顯國神社本殿において神前式執行(40分)
正午~12時30分 町内奉納神輿が神社前に集合
12時30分 境内で休憩・太鼓の披露(露天商で賑わう)
13時30分 神社前からなぎ公園まで渡御(神輿約25基)
15時30分 北恵比須神社前の御旅所にて浜宮式を執行
16時    到着地のなぎ公園で三面獅子舞の奉納、掛鯛・餅投げの実施

天養元年(西暦1144年)に現在の地に社殿を遷して以来、当初9月中の午の日に執行されていたが、天保14年(西暦1843年)9月18日と定め、後に10月18に変更され、現在まで引き継がれている。
当初、神輿は神社の本神輿1基だけであったが、時代に沿って町内の組馬が減少してきたことから、組馬から武者行列、町内奉納神輿と移り変わった。
また、近年は子供神輿が大半となり、武者行列に加えて平安衣装(熊野古道)に身を包んだ女性が数人渡御するようになった。
各奉納神輿では、子供たちがハッピを着て、縦笛・横笛・太鼓を鳴らす。渡御の中で、武者行列や平安衣装を着た女性がお渡りする。三面獅子舞では、オニ・ワニが各所で「獅子退治」の技を演じながら神輿を道先案内する。オニは天狗のような鼻の高い面、ワニは牙のある面をかぶり、いずれも鈴を付けた鉾を肩にしている。

有田地方ではお祭りの際に、なれ寿しや甘酒を頂く習慣がある。特になれ寿しは、現在でも祭りに合わせて家庭でつくる家も結構ある。

なれ寿し・・・鯖に塩をして漬け込んだ「へしこ」を更にご飯の上にのせ、暖竹の葉に包んで樽に漬け込み自然発酵させたもの。

 

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