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和歌山の祭り・年中行事

 

光三宝荒神社の献灯祭

 

光三宝荒神社の献灯祭

橋本市(神野々)

地元では「ろうそく祭り」と呼ばれている。

光三宝荒神社(ひかりさんぼうこうじんしゃ)境内において、毎年9月の第2土曜日(夕方6時~夜8時30分位まで)行われ、子どもたちを含めて毎年たくさんの人がお参りしている。

光三宝荒神社は、吉野郡野迫川村の立里(たてり)荒神社及び宝塚市の清(きよし)荒神清澄寺(せいちょうじ)と並んで日本三大荒神社とされる(諸説あり)。

荒神さんは火を喜ばれる神様なので、ろうそくや灯籠の火を捧げて「無病息災」「家内安全」「身体健全」など、諸願成就をお祈りする。

【行事の順序】
神事(読経)。
本殿の前に灯籠及びろうそくを立てるための棚段を組む。
境内入口付近の道祖神をお祭りしているところに、灯籠及びろうそくを用意しておく。灯籠は180ほどある。
信者はそこから、棚段まで列を作って並ぶ。
夕方6時、神事が終わり、合図とともに点灯し(種火は本殿の灯明よりとる)、1つ1つ手渡しで灯籠を送っていき、棚段に捧げる。この時、管主は拝殿でご祈祷し、手渡しする人はそれぞれにご真言を唱える。
灯籠やろうそくにはあらかじめお供えする人の名前と願い事が書かれてある。(ろうそくには書きやすいように紙を巻いている)
灯籠全てと、準備していたろうそくをある程度手渡しで送り捧げると、それからは、参拝者各人が直接本殿より火を頂き、棚段にお供えする。
棚段がいっぱいになると、供えられたろうそくが燃え尽きるのを待つ。思う場所に供えられない時もある。
すく(人が少なくなる)のを待って、遅くに来る人もいる。


光三宝荒神社は、故あって一時期近隣の寺(観音寺)と合祀されていた。現在の土地に戻った昭和30年ごろからろうそく祭りは始まった。

 

【リンク】 光三宝荒神社 ホームページ

 

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