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和歌山の祭り・年中行事

流し雛

流し雛

流し雛

紀の川市(粉河)

地元で、「流し雛」と呼ばれている。

子供たちの健やかな成長と、市民が平和で安全・安心できる生活を祈り、身のけがれや不浄を祓う(厄除け)
また郷土文化を継承し、郷土愛を育てるため実施されている。
毎年、 3月3日に、 祈願祭は粉河寺で、大行列は粉河寺本町筋を南下、粉河支所前まで、 流し雛は、粉河分庁舎前の中津川河岸(以前は、紀ノ川へ流したが、参加者の高齢化や紀ノ川の流れや環境の変化により現在は中津川に流している)で実施される。

粉河寺境内に特設された祭壇に、子供や市民が、各々願いをこめた紙雛を奉納し、子供の健やかな成長と市民の安全と幸せを願う祈祷祭が行われる。
その後「お姫様」に扮した女性を先頭に紙雛を手に粉河寺からとんまか通りを粉河分庁舎前まで練り歩く。
粉河分庁舎前の中津川河原にて、紙雛は中津川に流され紀ノ川にいたる。

粉河寺の伝統行事「お雛様」祈願祭と、深田地区の風市神社に伝わる風習(紙を人型に切り、これに願いを書き、毎年大晦日に大祓いの神事として紀ノ川に流し、その身のけがれや、不幸を洗い流す)が古来よりあったが、この仏教行事と神事を合体させ、新しい『紀の川流し雛』を「粉河文化史友会」が昭和57年に復活させた。
当初「お姫様」役は、粉河町内の女性だったが、市町村合併により現在は、紀の川市内の女性が対象となっている。

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