現在表示しているページ
ホーム > 和歌山の祭り・年中行事 > 腰神

和歌山の祭り・年中行事

腰神

印南町(切目)

地元で、「腰神さん」と呼ばれる。

腰の病に悩む人達の願い、祈り、供養。 大塔宮、馬の供養の意味をこめて、旧暦の2月7日に行う行事。
腰神(小祠)の前で、小石を馬が倒れたと言われている「馬の谷」と呼ばれる場所に塚のように積む。

年間に腰痛で悩む人達が小石(平たい10㎝前後)に願いを書いて供えた小石を供養する。 餅投げをする。

護良親王が切目川沿いの嶮しい道を、崎の原付近までおこしになった時、お乗りになっていた馬が腰を痛めて動かなくなり、ついにこの地で倒れた。
一行はやむなく道の傍らに葬り(現在の馬の谷の腰神さんから400m位奥)、徒歩で三里の峰越えをなさった。 その時、村人たちは宮様であることを知らなかったが、後に やんごとなき方であったことを知って、せめて御乗馬でもおまつりして、その霊を慰めたいと、ちょうど近くにあった馬に似た岩を御神体として祠をつくりおまつりした。
その後、何時ごろからか分からないが、細い青竹を曲げて作った竹馬を持っておまいりすると腰痛が治ると言われる様になった。

現在は小石に願いを書いて供えるが、20年以上前は青竹を曲げて竹馬にして願いを書いて供えた(青竹馬を作れる人が居なくなった)。

 


 

このページのトップに戻る