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和歌山の祭り・年中行事

宮原神社の秋祭

有田市(宮原)

本来は「秋の宮原神社大例祭」だが、地元では「秋祭」という。

「五穀豊穣」を願う祭り。
神輿は氏子の不祥を祓い、幸をふりまくといわれている。
山車は太鼓を鳴らし、神とともにあるハレの日の高揚した気持ちで山車を揺さぶり、穢れを祓い飛ばす生命エネルギーの爆発的燃焼の形である。

宮原神社→熊野古道→有田川堤防御旅所→宮原神社の順で歩く。
この時、獅子舞と神輿、山車などが演奏しながらねり歩く
(平成22年からは子供獅子舞も参加)

昔は毎年10月14日であったが、太平洋戦争後千田の須佐神社と同日の為、10月15日に変えたが、子供神輿になった後、青年団や氏子からの強い希望で平成19年から10月の第二日曜日に変更となった。

【祭りの順序】
午前 5:00 御魂うつし(神輿に御霊をうつす)
午前10:00 祭典
午前11:00 御神幸祭(御渡り)
山車出合 
<奉納>・獅子舞…滝青年団
・巫女舞(二名)
・各字山車演奏
・獅子舞…滝青年団
・子供獅子舞(2010年より開始)
・各字山車・子供笛合同演奏
・獅子舞…滝青年団
午後1:30 出発
午後4:00 御旅所到着(有田川天神社 隣の広場)獅子舞・子供獅子舞
午後4:30 式典(式典後 子供向けの餅投げと大人向けの鯛投げ)
午後5:00 御旅所出発
午後5:30 宮原神社到着
午後6:30 直会(神様にお供えした品を一緒に食する。これから、一般の生活に戻る意味を持つ儀式)

「獅子舞」は四人で舞う獅子である。また、鬼・鰐が獅子を退治する舞である。
また「子供獅子舞」は三人で舞う獅子であり、鬼・鰐が獅子を退治する舞であ
り、さらに民衆を表す「ひょっとこ」「おかめ」「お稲荷様」の面をつけ、
獅子の世話をしたり観客を持っている扇子で仰ぐなどの姿も見られた。

天正13年秀吉紀州攻めで文章消失の為 確かなことはわからないが、御鎮座記によると816年(弘仁7年丙申之年)八幡神社草創からはじまっているのではないかといわれている。
地元の方の話では「そもそも 宮原神社の御祭神の誉田別尊(ほんだわけのみこと)は十五代天皇応神天皇のことであるが、その誉田別尊のお生まれになったのが10月15日であり、その前日の宵宮として10月14日に大例祭を行うことになった」と言われている。

昭和30年代ごろ、神輿が大人から子供へと変わった。
昭和28年までは雅楽部があったが、28年字滝で預かっていた楽器が、7.18水害で流され消滅。平成20年郷土芸能伝統保存会発足から雅楽部を立ち上げた。

山車の題材の材料には、必ず自然のものを使うこと。この辺の地域では、宮原地区だけがこの約束を守っているという。そのため、この山車を、近くの地域の祭りの際、貸し出しもしている。
また、必ず「熊野古道」を通る。 昔は「小栗街道」を通ったが、道が整備され 熊野古道の方がお旅所まで近いので、今の道になった。

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