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和歌山の祭り・年中行事

地主神社のお粥祭

上富田町(生馬)

人知では解らない、農作物を主体に、今年の出来具合を占ってもらう行事。豊作祈願。
コシヒカリ、キヌヒカリ、イクヒカリ、餅米、早生温州、早稲栗、南高梅、古城梅、小梅、ポンカン、さといも、ナス、きゅうり、白菜、ジャガイモ、大根、ニンジン、ホウレンソウ、景気など、30品種余りの作物の、出来不出来を占う。
上富田町生馬字鳥渕の地主神社境内において、1月5日午後、神社の祭典は12:00から12:30まで、粥占いは、12:30から15:00ごろまで行う。

地主祭の本祭りの神事を執り行う。祝詞、大幣祓い、湯立て祓い、玉ぐし奉奠、(次の粥占い神事のために、湯立て神事の湯は、きれいに捨てる)。
<粥占い神事>
1.祝詞、大幣祓い、粥占いの真竹のお祓い。
2.鉄の大釜に、湯を沸かし、米1升と小豆3合(あらかじめ茹でておく。その汁も色付けのため粥に入れる)を入れて、粥を炊く。
3.8分どおり粥が炊けてきたころを、見計らって、用意していた、各種の品の名を書いた真竹の空筒を入れて煮あげる。
4.煮あがりを確かめて、長い杓を使い全部の筒を引き上げる。
5.神主が、それぞれの筒を割って、吉凶を告げ、皆がわかるように、一覧表に書き上げていく。これは社務所の表に1年間貼っておく。
6.筒を引き上げた後のお粥を、無病息災、健康祈願として、和やかに談笑しながら、参列者にふるまう。
7.直会、お供え物をさげて、ジブ煮を作り、13戸で、地主神社祭と粥占いの祭典の無事終了を祝い祝宴、次年度の総代5名を選出する。


昔は、旧暦の11月23日に行っていたが、正月の休み中にということで、20年ほど前から1月5日になった。
鳥渕地区の戸数が、半減し、現在は13戸で維持している。占いの品種も農産物の作付の変化とともに、種類も増えてきた。

 

 

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