現在表示しているページ
ホーム > 和歌山の祭り・年中行事 > 了法寺の涅槃会

和歌山の祭り・年中行事

了法寺の涅槃会

和歌山市(坂田)

「 おしゃかさん」と呼ばれている。
了法寺の涅槃堂(和歌山市坂田243)で3月15日に行われる。涅槃堂(釈迦堂)は、お釈迦様が亡くなられた直後の状況を木彫像で表している。正面上段中央にお釈迦様が横になっておられ、いわゆる入滅釈迦像で、北枕で右腹下西側の様式である。 足下に立像が一体あり、この方はギバという名医で、忙しく駆けつけたが、間に合わなかった。その様子を天井の龍と空間の薬袋が示している。天井の右上段隅には釈迦生誕後七日で死別した生母マヤ夫人が天上から雲に乗ってきて、愛しいわが子釈迦の死を悲しんでおられる。お釈迦様の背後には、観音・勢至・文殊・普賢等の諸菩薩、また下段には、弟子大衆・諸天鬼神をはじめ鳥獣や虫けらにいたるまで、ご入滅を嘆き悲しんでいることを表現している。
。 
実際の釈迦入滅は2月15日であるが、涅槃会は3月15日。理由は定かでないが、2月は寒いので1ヶ月遅らせたのではないか。
他の寺も3月15日に行なっているようである。


釈迦世尊の入滅を悼んで行なうものである。お釈迦様が80歳の生涯を終えられて、目を閉じられた日が2月15日で、この日を「涅槃会」(ねはんえ)と称して仏教徒はお祭りをします。印度の夏の盛りの2月、暑い中、多くの人々を教化なさり、路傍の沙羅という樹の下で、2月15日の夜半、御入滅された。


毎年3月15日、年に一度だけ釈迦堂を開帳して、参拝者に公開する。
午前8時から午後5時まで(ただし、天候にもよるが)。それ以外は、誰が来ても公開はしない。その日は植木市等の屋台がたくさん並び、屋台が入りきらないほどで、また寺周辺の道の両側に屋台が長く立ち並び、続いていた。

 

 

このページのトップに戻る