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和歌山の祭り・年中行事

日出神社の秋祭

日出神社

潮かけ神事

白浜町(日置)

地元では、 日出神社(ヒノデジンジャ)の御船祭(ミフネマツリ)と呼ばれる。
昔の日置は材木の町でたくさんの機帆船が入港していた。この祭りはその船方さんの祭りであった。そのため商売繁盛を願う為に行われていた。
日出神社、八幡浜において、10月の体育の日の連休日に行われる。


例祭日の前々日の朝から笠揃と呼ばれる御船の組み立てが行われ、祭りの準備と共に宵宮の午前中頃まで行われる。宵宮の日は夕方5時30分頃から御船と各地区から来た子供神輿が神社を出発して正光寺へ参拝し役場前で折り返し、子供神輿が各お宿へ戻って行く、御船は青年会館から獅子舞と神社へ帰り、社務所で獅子舞が奉納される。その後社務所にて祝宴が催される。例祭日は、朝10時30分位から神主が来て御船に御神体を移す神事が行われ、御船歌が奉唱される。11時40分位より御渡が行われ、獅子舞、御道具、御船、子供神輿、が行列になって八幡浜まで練り歩き向かう。浜へ到着後、御船を担いで海へ入り潮を神輿にかけ清める潮かけ神事が行われ、海から上がると掛け声と共に腕を伸ばして御船が高々と担ぎ上げられ、御旅所へおさめられる。その後、浜で獅子舞(乱獅子舞)が奉納される。2時30分頃に浜を出発し神社まで練り帰り、宮入した後、本殿の正面に御船をつけ、うつり御神事が行われ、御船から御霊が社殿におさめられる。その後、餅撒きが行われる。例祭日翌日に笠やぶちが行われ御船の解体や祭りの方付けが行われている。

昔は船方の祭りで御船を全行程を肩で担いで行われていたが、現在は御船に台座の車をつけ引いているので、宮から出る時、潮かけ、宮入り、以外は担がない。昭和50年頃から祭りの主体が船方から区へと移行した。昭和30年の頃には山車があったが現在はない。

 

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