海南市(塩津)
地元では「火たき」と呼ばれている。
家内安全・無病息災のために、蛭子神社の境内において、12月23日 日暮れから9時ごろまで(以前は10時くらいまで)実施される。
地域の人が持ってくる、古い神棚、お雛様、結納の品や一年間お祭りしたお札などを神社の境内でたき、新しく迎える年も健康で過ごせるようにお祈りをする。
5~6年前までは、塩津小学校の女児が扇と鈴を持ち雅楽に合わせ巫女の舞を舞ったり、参拝者の頭に扇と鈴を振りかざしお祓いをした。今は子供の数も減り、この儀式はなくなっている。
昭和50年頃には、それは賑やかで境内は参拝者でいっぱいであった。12月23日と言えば「火たき」であった。地域の人々が火を囲んで話に花を咲かせたり、子供達は喜んで、神社の森でかくれんぼをしたりした。
子供の巫女舞やお祓いもあり、夜は10時ごろまで賑わった。
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