現在表示しているページ
ホーム > 和歌山の祭り・年中行事 > 塩屋王子神社秋祭

和歌山の祭り・年中行事

塩屋王子神社秋祭

塩屋王子神社秋祭

 

御坊市(塩屋)

地元では、 塩屋祭と呼ばれる 五穀豊穣、村民の平癒を願う祭り。

塩屋王子神社および、境内から町内を経て、塩屋の海岸に至るまでの範囲で行われる。もとは、旧暦の9月9日に行われていたが、今は10月の第3土曜日が宵宮、日曜日が本宮の順序で行われる。

本宮の3日前から行事が始まる。 
<秋祭り幟建てまでの準備>  
①神輿担ぎの選出
②鼻高鬼の選出
③御道具持ちの担当地区の選出
④お祓いの人数確認
⑤渡り始めの子供の人数確認
⑥大鯛(浜用)2尾、中鯛(神輿用)2尾の準備    
<秋祭り幟建て>  
①本殿の掃除  
②御祭礼の幟建て  
③本殿の幕張 
④提灯付け  
⑤本殿にお供え物を供える、浜(御旅所)のお供え物の準備
⑥御祓い所(境内)の準備  
⑦本殿前、浜の御道具たて準備 
<秋祭り宵宮>   
①神主御祓いの準備  
②馬場にて、御祓いの儀式 
③ご祈祷の儀(各地区の屋台、乗子)  
④屋台お立ち(屋台が各地区に出発)  
⑤各地区の獅子の宮入、奉納 
⑥四つ太鼓の巡幸  
<秋祭り本宮>  
①御神輿組立て  
②御道具、本殿の燈籠、お旅所の幕張の確認後、正装に着替える  
③御祈祷(役員、各区長、年行事、若中代表、美人王子代表、天狗)  
④各地区から集合している屋台の奉納  
⑤屋台から獅子を出して、獅子のお立ち舞の、奉納  
⑥美人王子(女児の巫女神楽の奉納)  
⑦お旅、御渡りの儀  
⑧境内に戻って、獅子舞、四つ太鼓の奉納
特に本宮は北塩屋、猪野々、天田、湊の4組が宮入り、屋台や四つ太鼓を担ぎながら神社周辺を練り歩き、屋台を担いだ若衆たちが約80段の石段を登って境内へ、その後 4頭の雌獅子の舞いが奉納される。昭和55年からは美人王子に因んで、女児約10名の巫女神楽も奉納される。
境内での神事が終わると、大幟を先頭に四神旗、矛などの神具、神輿、屋台、四つ太鼓の順で、浜のお旅所へ渡御する。
【美人王子】  
当神社は旧熊野街道に面し、「熊野九十九王子社」の内で、祭神の天照大御神の神像が美しいところから別名、美人王子と呼ばれている。

以前は、農耕用に使われていた馬が、祭になれば飾り立てられて馬駈けが行われていたが、近年、馬そのものが飼育されなくなって、今は無くなった。

このページのトップに戻る